月曜日以降は特に震えも見られず、落ち着いていました。
そしてその日を境にこごみの行動は変わりました。
特に、今まで水を飲むのには注射器からしか飲めなかったものが、一度だけですが普通の器からも飲むことができました。
そして行動にもこごみらしきものが見えるようになり、食事時や私たちが何かを食べていることがわかると、ササーっと目覚めて飛んで来るようになり、そして私たちの足に乗り欲しがる様子を見せるようにもなりました。
ただその反面、ボーッとしていることもまだまだ多くて、そして気が付くとイビキをかいて寝ていることも多くなりました。
そしてなかなか回復しない後ろ足。
以前、前十字靱帯を痛めたときには1ヶ月ほどで元に近い状態に戻っていたのですが、今回はなかなか元のようには戻りません。
足に負荷を一番かけるクルクルと回ることができなくなり、そして走る姿も後足が揃っていることが多いので、ピョンピョンと跳ねる感じで走っています。
そしてそのためか、前足に負担がかかり、少し外側に湾曲気味。
特に右前足が顕著です。
このようなことを話しながらこごみを診てもらい、そして一番気になっていたことを聞いてみました。
以前から先生も言われていた病気の一つで、低血糖の原因のひとつとなるもの。
インシュリンの分泌過多。
血糖値の上昇と共に血糖値を下げるために分泌されるホルモンのひとつで、血糖値が上昇してもインシュリンの分泌が少ない状態を糖尿病と言われています。
そしてこのインシュリンの分泌過多となる原因が脳からの指令によるものと肝臓、膵臓に問題があるものがあり、こごみは以前MRIの検査を行っておりその短期間の間に脳からの問題として考えるよりも分泌系の臓器、肝臓、膵臓が原因となる可能性の方が高いことからまず最初に疑われる病気として、
インスリノーマ
が考えられ、先生から言われていてあまり気にしなかったのですが、これが調べてみるとこごみに起きている症状とピッタリと当てはまりました。
手足の震え痙攣、手の硬直、足の麻痺(こごみの場合は麻痺ではないだろうけど現在なかなか元通りの回復ができない)、目の痙攣(チック)、などなど、そしてこれらの症状が起こった場合には、低血糖状態(こごみでいうと血糖値が40mg/dl前後から上がらなくなる)になり、普段も血糖値の上昇があまり見られない。
そのためか、食事時以外は覇気が無く、上でも書いているようボーッとしていることや気付くと寝ていることが多い。
そして小さい頃から起きていた症状ではなく、少しずつその症状が悪化してきている。
そして何よりも、咽頭の問題も含めこごみのその症状は進行しており明らかに以前よりも悪化しているため、悪化する症状を抑えることは元よりその根本的原因を見つけることを第一として今考えられる原因を一つ一つ探り消していくことが重要であると先生も言われていました。
現在対症方法としては、咽頭麻痺については環境温度の注意と症状が悪化した場合には体の冷却を行い、体温上昇に気をつける。
そして低血糖については、現在の通りの一日4度の食事、そして手足の震えが起きたら糖分補給と行う、そしてこのどちらも相互に関係するので同時対応するなど気をつける、こととして、そして根本原因のひとつである「インスリノーマ」については、血液検査である程度の診断はできるので、今後手足の震えを起こし明らかに低血糖状態の時の血液を採取して検査をすることとなりました。
この「インスリノーマ」も大変な病気なのですが、原因が分かれば対応方法もしようがあるので、現在こごみが感じている辛いと思う部分の緩和ができれば良しと考えていきたいと思います。
こちらはまた経過をご報告させて頂きます。
まずは起きて欲しくない発作が起こらないと始まりませんが、気長に様子を見ることとします。
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