思っていたよりも。

先週末の8日、こごみの頭部MRI検査の事前血液検査を行ってきました。
今回、総胆汁酸も同時に調べるとのことで、12時間の絶食で朝の9時30分にお預けしてきました。

この検査は、今回こごみの頭部MRIを行うための麻酔のリスクと、こごみの手足の震えで考えられる原因、ここまで神経系統で調べてきていたのですが、もうひとつの原因として考えられる内臓系の問題を調べるものであり、この結果により、頭部MRIの検査ができない、または原因が他であるので早急には必要がない、との判断がされます。

そして昨日、かかりつけの先生から検査結果の連絡がありました。
結果は、総胆汁酸の数値が高く、麻酔のリスクもあり、またこの結果によると手足の震えの原因は脳神経ではなく肝臓の機能障害によるものが大きいだろうとのことでした。

そして先生から詳しいお話とインターネットの情報からも、こごみの状況は私たちが考えていた以上に深刻でした。


まずこの検査は、12時間の絶食の上行い、その後食事を行いその2時間後に再度血液採取を行い、肝臓細胞の機能異常と門脈(肝臓に栄養素を運ぶ血管)循環異常を診断するものです。
そして問題となる胆汁酸とは、肝臓の細胞でコレステロールから胆汁酸が合成されます。その合成された胆汁酸に色々なアミノ酸が肝臓でさらに結合されたものが胆汁酸です。
そしてこの胆汁酸は、胆嚢に貯蔵、濃縮され、食事をすると胆嚢から胆管を通って十二指腸に放出されます。
その後小腸で脂肪の消化と吸収を助けます。
そして余った胆汁酸のほとんどは回腸で吸収され肝臓に栄養分、アンモニアとともに門脈を通して運ばれて、消化吸収などで使われた胆汁酸は便として排出がされます。
このことから、血中に胆汁酸が含まれることは非常に少ないため、食前では0-5μmol/L(血中濃度を示す単位(マイクロモルパーリットル)、食後では3,4倍の15μmol/Lで、もしこの数値が異常に高い場合には、なんらかの原因で肝臓に吸収されずに血中に放出されていることが考えられるため、その結果として血中にアンモニアが脳に到達して神経症状を起こしたり、肝臓に栄養素がいかないため肝細胞が死んでいく、いわゆる肝硬変を起こしてしまうことが多いそうです。
原因としては、先天的な門脈シャント、これは門脈の先天的な異常により静脈へバイパスができてしまっている場合や、後天的に門脈の通過障害により新しいバイパスができてしまうことなどがあり、状況により手術不可能な場合もあるけれど手術で対応ができる場合もあるそうです。
ただし、それ以外の原因となると、治療法がないものが多く、それも進行性のものが殆どなため、最悪の事態になることも多いようです。
そしてこれらに関する病気のインターネットなどでの記載も多いことから、発症者数も多い病気のようです。

と話がとても長くなりましたが、肝心のこごみの状況はというと、

血清総胆汁酸の値は、通常時50、食後69とのことでかなり高い値で、今回の手足の震えはほぼこのことが原因で起こっているだろうとのことでした。
そして昨年ひどい下痢が続いた時も色々な検査を行っていて、肝臓などのエコー検査も行っており、その時に特異した異常は見られなかったことから推測すると、現時点でのこの数値は、病気の進行がとても早いことも考えられ、そして原因を追及するためには身体に負担のかかる検査も必要となり、そして治療法についても確定された方法が少ないことから、今後の検査、治療については様々な角度から検討していく必要がありますと、かかりつけの先生からお話を頂きました。
また、昨年の下痢も、今回の手足の震え、飲尿、年齢からくるものかと思っていた疲労感、口臭、あと食事を一時的に変えたことによって起こったものだと思った涙やけ、などなどのことは、すべてそこに結び付いているのかもしれません、とのお話もしていました。

いずれにしても、今週末くらいにはかかりつけの先生から今後の治療方針などが決まると思うので、先生と相談をしながらこごみにとって一番の選択肢を探して行きたいと思います。

また色々と決まり次第、ブログにアップしていきたいと思います。

つくわらこニュース

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