2009年5月18日(月)
昨年8月くらいから自動車のカーゴの上から落ちた後遺症なのか、急な天候の変化があったときに目をショボショボして少し元気がなくなることがあったのですが、今年になりその症状が目に見えて多くなってきました。
かかりつけの先生や眼科専門の先生に目を見てもらっても問題はなく、たぶん頭蓋骨が完全にふさがっていないため気圧の変化は受けているのだろうということでした。
そして今日の夕方こごみが珍しく嘔吐をして、それも我が家に来てから2度ほどしかないほど珍しく、そして右目も開けにくいようで、いつもよりはだるそうにしていました。
でも時間が経つにつれ、左目も開けにくくなってきていて、明らかにいつもよりも症状がひどいように見えたので、かかりつけの先生へ電話をしてみることにしました。
先生からも、今後加齢と共に発作が起こることも考えられるので症状がひどくない今のうちに一度検査は行ったほうが良いとのことでした。
とりあえず日程を決めて明日以降にでも連絡をする約束をし、そして今日、こごみの容態が急変することがあればすぐに携帯電話へ連絡をしてくださいとのことで、電話を切りました。
その後症状はそれほど変わらなかったけど、食欲はあったので安心しましたが、これ以上ひどくならずに落ち着いてくれればと思います。
2009年5月19日(火)
会社からかかりつけの先生へ電話をし、水曜日、金曜日のどちらか都合の良いほうで検査の予定を入れてもらえるようお願いしました。
昨日先生とも検査を受ける病院の話しをしていて、大学病院へ行くよりは近くにCTが設置されている病院があるのでそちらのほうが結果にしてもすぐにわかるので良いのでは、と言うことでそちらに連絡をしてもらいました。
そしてお昼近くに再度電話をしてみると、「明日午前中に予約を取りましたので、9時30分までに病院へ行ってください。そして検査には一日かかると思います。」と言われ、急遽明日会社をお休みをすることにしました。
これで原因がわかり、良い対症方法が見つかってほしいです。
2009年5月20日(水)
こごみ、CT検査の日です。
朝9時30分少し前に病院に着き、診察カードを記入して待合室で待っていました。
結果がわかれば、という気持ちと裏腹に、何も問題がなければという気持ちがありました。
そして診察室へ呼ばれ、院長先生による診察です。
注意事項と検査の流れを説明され、検査が終了し麻酔から醒めるまでには夕方近くになるので、こごみを病院へ預けて一旦お家へ帰り、連絡を待つことに。
以前避妊手術をしたときもそうでしたが、今回はそれ以上になにか落ち着かないものがあり、家へ帰ってきてからもなにかソワソワしています。
お迎えは夕方の予定ですが、結果はどうあれ何事もなく無事に戻ってきてほしいです。
夕方になり病院から検査が終わったとの連絡があり、こごみを迎えに病院へ向かいました。
まずこごみの元気な姿を見せてもらい、そしてCT室のコンピュータの前で写真を見ながら院長先生からの説明を受けました。
水頭症であり、水もかなり溜まっていて特に左側が多い。
ただし手術が必要というほどではないので、今後この状態を維持するためにも内科的治療(投薬)が必要である。
そして頭蓋骨もかなり穴が多く、上部は特に大きく穴が開いていて、横、後ろとメッシュのように穴が開いているので、頭部への衝撃は特に注意する必要がある。
と院長先生も話をしながら、今までにこごみが神経症状などを起こしていないことに少し驚いていました。
今回撮った画像は病院でも保存されているし大学へも送っていて、今後治療のときに利用できるようにしてありますが、とりあえず印刷したものはお渡ししておきますので、そちらも保管して置いてくださいと言われました。
水頭症は間違いないとは思っていたけども、実際画像を見て先生からの説明を聞くと、やっぱりショックは受けますね。
その後、かかりつけの病院へ報告がてら寄り道して、CT画像をお見せしました。
先生も画像を見るや、現在のこごみの状態がかなり奇跡に近く、そして以前自動車から落ち危うかったことも、本当に奇跡に近いことだったと話してくれました。
現在神経症状が出ていないのも、もしかすると頭蓋骨にかなりの穴が開いていることで脳を圧迫せずに済んでいるかも知れないので、奇跡とともにうまい具合に欠点を補っているようですね、と言っていました。
しかし頭蓋骨にこれだけの穴が空いていれば気圧の変化は確実に受けるだろうし、これから症状はどんどん進んでいくことは十分に考えられるので、検査をした先生と同様、薬による治療を行っていくことが一番良いとのことになり、今週末に薬を頂きに行くことになりました。
薬でこれからのこごみの苦しみが少しでも和らいでくれるのであれば本当に嬉しいですし、なによりも癲癇などが起こる前に対処ができたことが一番良かったことだと思いました。
我が家に帰ったこごみは写真の通りで、検査により毛を剃った両前足がプードルカットのようになっています。
2009年5月24日(日)
こごみの薬をもらってきました。
薬の名前は、「イソバイド」。
利尿効果があり、脳圧低下などを目的とした透明な薬です。
副作用としては特別大きな問題はないようですが、利尿効果があることから毎日の尿の量に注意をして脱水症状に注意をしていくようにしてくださいとのことでした。
インターネットで検索を行うと、嘔気、悪心、下痢、嘔吐、食欲不振、不眠、頭痛、発疹、紅斑が起こることがあり、その場合は投薬を中止し様子を見る必要があるそうです。
投薬量は体重から換算しているのだと思いますが、こごみに場合は一日に0.5ccから1ccを投与するとのことでした。
今回頂いた薬は500mlのボトルタイプのもので、人間では一般的に頂く大きさのもののようでコスト的にもこれが一番安いとのことでしたが、こごみの一日の投薬量と副作用が起こったりして投薬を中止した期間などを含みながら計算すると、ざーっと2年ほどはこのボトルでまかなえてしまうようです。
この量の多さと副作用などを考えると、あげていて本当に問題がないのか心配になり、実のところあげていません。
先生からも毎日継続して飲まなくても、様子を見ながら与えていくということを言われていたので、なおさらどのタイミングあげようか考えてしまっています。
とりあえず、もう少し様子を見ながら与えてみようと思います。
2009年5月26日(火)
今日、私が帰ったときに、こごみはわらびとの興奮走りをしたときから目をシバシバとして少しけだるそうにし始めたので、初めて薬をあげてみました。
ただし即効性があるものではないので、与えてすぐにはその目のシバシバが治るわけではなく、そしてけだるそうな症状も治るわけではありませんが、あげてみて様子を見ることにしました。
まずは薬を注射器から与えると、なんでも食べるこごみは案の定注射器に喰らいついてきましたが、液体が少しドロッとしているせいか飲んだ薬が鼻に回り、それですこしむせてしまいました。
そのこともあり、そしてこごみが思ったよりもおいしく感じなかったのか、それ以降は注射器を口元に持っていっても飲もうとはしませんでした。
ただ、これからは気圧の変化も大きくなる時期なので、様子を見ながら少しずつ与えていかなければいけないので、明日からはご飯に混ぜてあげるように思っています。
この薬をもらうまでは、投薬も副作用もとても安易に考えていましたが、しっかりと観察をして投薬していかなければいけない薬なのだと、再認識しました。
2009年7月17日(金)
現在、ご飯時にイソバイドを混ぜてあげていて、効果が確実にあるのかはわかりませんが、以前よりは目のシバシバやけだるそうにすることが少なくなったような気がします。
ただ、季節的なこともあるので、これからも様子を見ながら、先生とも相談をしながら、現状を維持できるよう頑張っていこうと思います。
0コメント