2007年9月
つくしと暮らし始めてからずーっと考えてきた避妊手術。
当然、わらびやこごみに対しても考えてきたことで、正常な体から正常な機能を取ることにはとても抵抗がありました。
でも子宮蓄膿症などは高齢になってから発症することも多く、場合により手術ができないこともあることから次第に、今元気なうちに行なったほうが良いのでは、と思うようになりました。
そしてつくしが目の病気で病院に通うようになり、その思いはより一層強くなってきました。
お友達のお話や、懇切丁寧に説明してくれる先生からお話を伺い、時期を見て避妊手術を行なうことが一番良いのではと思えるようになりました。
まだ決定をしたわけではないのですが、先生と相談したときのお話から、1月半ばを目安に考えていくことにしました。
ただ、わらびは手術経験済みなのなんとか頑張ってくれそうですが、こごみは果たして麻酔は大丈夫なのか、また手術には耐えられるのか、とても心配です。
心配することは限りなくありますが、まだまだ先のことで実感がわきません。
先生ともよく相談して、良い選択肢になるよう考えていきたいと思います。
2008年1月19日(土)
わらびとこごみは、先生からも言われていたように、ヒートから6ヶ月を経過して黄体ホルモンも落ち着いている今がもっとも避妊に適した時期。
今を逃すと、次は夏真っ盛りになり、肉体的にも精神的にも一番大変になると思い、避妊を行なうことを決断しました。
そして2月にはヒートがきてしまうこともあり今月1月中に行なうとすると、来週の土曜日の1月26日がスケジュール的にもちょうど良く、その日に行なうことにしました。
そしてわらびとこごみを一緒に行なうか、またはこごみだけ翌週ということもできますと先生からお話があったのですが、どうせなら同時に済ませてしまったほうが悩みも少ないだろうと思い、同日の午後一にわらび、診療時間終了後にこごみ、というスケジュールでお願いしました。
そして自宅に帰ってからあまりの早い決断とスケジュールに、本当に良かったのかと思うこともありましたが、今まで時間をかけて悩んできたことなので、あとはふたりにも良かったと思えるよう、一生懸命協力していくことだけを考えることにしました。
2008年1月23日(水)
日ごとに近づく手術。
悩みは断ち切ったにもかかわらず、次から次へと湧き上がる悩みと罪の意識。
お友達のところのように本当に良かったと思えるといいのですが、不安ばかりが募ります。
2008年1月26日(土) 手術当日
お昼過ぎ、病院にふたりを連れて行きました。
そして、つくしは付き添いで。。。
先生とお話をしてわらびとこごみをスタッフの方に預けると、「あれ、なんで???」という不思議な顔をしていました。
後ろ髪を引かれる思いで、つくしとお家へ帰りました。
わらびは午後の休憩時間中、だからお昼の1時くらいかな、そしてこごみは診療時間終了後だから夜の7時30分くらいかな。
結果は、こごみの手術が終わり麻酔が覚めた時点でということなので、夜の8時過ぎぐらいかな。
心配だけど、無事を祈って待っていることに。
そして同日夜8時30分過ぎ、先生からおかあちゃまの携帯電話に連絡が入りました。
「無事終わりました。」
とのことでした。
本当に長い一日でしたが、何事もなく無事終わったので、安心しました。
先生から経過を教えていただくと、
わらびはこの電話の前にご飯を上げたのだけれど、匂いを嗅いだだけで食べずに、そしてオシッコもするそぶりはするようだけれどしていなく、便も同じようにしなかったとのことでした。
麻酔からの覚醒も、前回の膝蓋骨の手術の時のお話を聞いていたよりも良くて、覚醒するための点滴も必要なく、とても安定しているとのことでした。
ただ、神経質なのか周りの色々なことに敏感に反応しているので、術後のケアはしっかりと行うようにしてくださいと言われました。
そしてこごみは、乳歯を抜くはずが予定よりも早く目覚めてしまい、歯を抜くためにもう一度麻酔をかけることは体の負担もあることから、必要であればまた別の機会に行いましょうとのことでした。
そして今、麻酔も完全に覚めてきているようで、入院中の他の仔のご飯の用意する音に反応して、「あたちのまだですかー?」と言わんばかりに覗いているくらい元気とのことでした。
わらびと比べると、とても順応性の高い仔なのかも知れないですね、と言われていました。
なにはともあれ、ふたりとも何事もなく無事終わったので、良かったです。
明日お昼に迎えに行き、ふたりを沢山褒めてあげようと思います。
2008年1月27日(日) 手術翌日
お昼過ぎ、病院にふたりを迎えに行きました。
病院だからかそれほど喜ぶことはなく、普通のご対面。
ちょっと見ると、わらびよりもこごみのほうが少し気分はブルー気味。
先生から再度、昨日からの経過報告。
わらびは、暫くご飯を置いておいたところ、ちゃんと食べてくれたようです。
おしっこも少しだけするのだけれど、なにか気になるのかしっかりとしてくれなかったようです。
先生が何度か目の前を通る度に起きてきて、とても神経質になっているようで、術後のケアがとても必要ですね、と言われていました。
そしてこごみは元気で、夜もしっかりと寝ていたようです。
先生もこごみのほうが心配かと思っていたけども、順応性がとても高く、全然心配がないことに感心していました。
切り取ったふたりの子宮と卵巣を見せてくれて、ふたりともとても綺麗な卵巣と子宮でおかしなところはなかったようです。
わらびの子宮はとても良い大きさで、安産タイプだったようです。
そしてこごみの子宮はとても小さくて、フェレットのものよりも更に小さく、そして内臓脂肪がゼロなので、わらびのものと比べると、その大きさの違いにびっくりするくらいでした。
このことからも先生は、こごみの皮下脂肪もゼロでサランラップのような薄い膜しかないためまっすぐに縫うことができず、膜を少し縒り気味にして縫ったので、わらびよりも少し手術跡が目立つかも知れません、と言われていました。
そして、脂肪が付きにくい体質なのかも知れないけれど、栄養不足からくる問題も起こりやすいことから、脂肪を付けるように気をつけるようにしてくださいと言われました。
普通は避妊の後の太りすぎには注意、ということなのですが、こごみの場合は逆でした。
そして先生からの説明も終え、家に帰りました。
お家に着くと、わらびは早速トイレで大量のおしっこを。
でもなにかおかしいのか、トイレシートを降りた後もおしっこが少し垂れていました。
その後はそんなことはなく、ただ感覚的になにかおかしいのか、頻繁におしっこをしていました。
こごみは、便をしようとしたけどなんかおかしかったのか痛かったのか、少しだけして途中で止めてしまい、そのまま暫く固まっていました。
お昼ご飯を少しあげて、晩ご飯は普通通りで良いとのことだったので、まずは軽めにお昼ご飯をあげてみました。
ふたりとも残さずしっかりと食べていました。
夜には頑張ったご褒美と言うことでお肉を多めに入れてあげたら、とてもおいしそうに食べてくれました。
わらびは、ガツガツと食べるようになったのですが、こごみはやはり調子が悪いのか幾分ゆっくりと食べていました。
わらびはハウスに閉じこもって、ということはあまりなく、ただ手術跡が吊れるのか、歩いているときは猫背で、座る時にはグルグル回って座ってまたグルグル回って座り直すというような行動がありました。
そして手術跡付近を気にして舐めていたので、このあたりは注意する必要があるかも知れないです。
こごみは、家に帰ってきてから終始ハウスでお休みしていました。
ちょっと元気がないようにも見えます。
でもこれからは少しずつでも良いから元気になろうね。
わらびは、昨日よりも手術跡を気にすることが多くなりました。
そして、ハウスにこもることが多くなりました。
こごみは、昨日のことが嘘なくらいに元気で、食欲も以前と同じように戻ってきました。
わらびは、ご飯と排便の時以外はハウスに引きこもるようになってしまいました。
パンやおやつを見せても、出てくることがなくなりました。
そしてハウスの中を覗くと警戒して、そして手を出そうとすると威嚇をするようになってきました。
日ごとに悪くなる、わらびの様子。
こんな姿を見ていると、わらびは手術をしないほうが良かったのでは、と後悔してしまいます。
膝蓋骨の手術をしたときは悪いところを治してもらう為の手術だったけど、今回は悪くもないのにまた痛い思いをさせてしまったのかと思うと・・・・・わらびに申し訳ない気持ちで一杯になります。
ごめんねわらび、、、本当にゴメンね。
一日も早く以前のわらびに戻ってくれることを願ってるよ!!
こごみの様子はと言うと、、、
手術をする前は小ささからわらびよりこごみのが心配かも、何て思っていたけど、心配をよそに順調な回復ぶりで今日はぬいぐるみを相手に腰を振る姿まで・・・
傷口も痒くなってきたのか?ごくたまに掻く仕草や舐めることもあるけどわらびほど執拗にすることもありません。
そして飛び跳ねてお腹を当てようがこごみはお構いなし、私たちの心配をよそに、とても元気です、元気すぎます。
出来れば、わらびと足して2で割ってほしいです。
つくしとわらびの喧嘩、勃発しました。
最近、わらびは私たちが目をかけていることからつくしも気にしていたのか、わらびはわらびで子育て期のようなイライラがあるのか、たまたまおとうちゃまの足の間にいたつくしめがけてわらびが走りより、そのまま今まで見たことのないような喧嘩を。
おかあちゃまがつくしをわらびから遠ざけましたが、つくしは今まで見たことないほど興奮して、なかなか収まりがつきませんでした。
わらびはつくしと正反対で、先ほど喧嘩をしたことも忘れているくらい、落ち着いていました。
そしてそのことは、こごみにも被害を広めていました。
こごみはもう完全に復活していて、わらびと遊びたいがためにわらびのハウスに入り込みふざていると、わらびにハウスの中で押さえ込まれ、泣くほど怒られたりもしています。
どんどんわらびの気持ちは悪くなっているようです。
抜糸をすれば良くなってくれるのかな。
わらびはやっと落ち着いてきたのか、この間の日曜日が嘘のようで、つくしとも少しふざけられるくらいになりました。
こごみが少しふざけても怒らなくなってきました。
病院へ、わらびとこごみの抜糸を行ってもらいに行きました。
わらびは最初少しだけ泣きましたが、その後は問題なく抜糸が終わりました。
こごみは怖がっていましたが、無事終わりました。
肉体的なことはこれで全て終わったので、後は精神的にみんな落ち着いてくれればと思います。
少しずつだけど、みんなで遊べるようになってきています。
まだたまに、わらびは怒ることがあるけれど、それは前からあった気分的なものと、やはり手術の影響なのかも知れないけれど、時間をかけていけば大丈夫だろうと思えるようになりました。
もしかしたらまだまだ時間はかかるかも知れないけれど、いつかは元のみんなに戻れるよう思い続けて行きたいと思います。
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