気のゆるみ


一昨日(15日)、お天気が良かったので、久しぶりにお台場に行きました。

駐車場に自動車を停めて、みんなのお出かけの準備をしていたときに大変なことが起こりました。
こごみがリアの席に設置してあるわんこ用カーゴから外に飛び出してしまいました。
カーゴ側のドアを開け私は後ろにカートを取りに、そしておかあちゃまはカーゴ側からみんなをおろそうとしていて、まずワンワンとうるさいつくしのリードを着けて下ろしてからおかあちゃまがふと後ろを振り返ると、こごみがアスファルトにうずくまっていて最初はその状況が理解できなかったようですがでもすぐに飛び降りた、ということに気づき悲鳴をあげました。

私もあわてて見に行くと、こごみがアスファルトにうずくまっていて眼は開けているけど動けずにいて、おかあちゃまが抱き上げると、人形のようにだらんとして反応がありませんでした。

私もその状況が現実とはすぐに理解できずに、どうしたら良いか慌てながらもまずはかかりつけの先生に連絡をすることに。

でも診察券をもっているわけではなく、私の携帯電話に番号を登録しているわけでもないので、慌てふためき、ナビに登録していることを思いだし、慌てて先生のところに電話をしました。

ちょうど昼休みの時間で、そして先生は手術が入っていたようだったので状況を看護師さんに説明をすると、電話口の向こうの先生からの判断でとにかく早急に近くの病院へ緊急でいくようにと言われ電話を切りました。

でも近くの病院といってもどこにあるかもわからず、104で検索してもらっても近所に動物病院の登録がない状態。

混乱している頭を動かそうとしても思いつく病院が浮かばず、たまたま自宅からお台場まで下道で来るときの三つ目通りにある大きな動物病院のことをおかあちゃまが思いだし、その病院に行くことにしました。

ただここからでも30分ほどはかかるくらいの場所でしたが、考えている余裕はなく、とりあえず自動車を飛ばし、車中でおかあちゃまに連絡を取ってもらうことにしましたが、その三つ目通りにある大きな動物病院は最近できたばかりの分院で、もしやっていなかったら困るのでそこからそれほど遠くない本院に連絡を取り向かうことにしました。
そして自動車を走らせているうちにこごみの顔色が悪くなり、段々と舌が出てきてそしてその舌も白くなってきていて、おかあちゃまが肉球を触ると冷たくなっていて明らかに悪い状態になっているようでした。

もしかしたらこのまま死んでしまうのではないかと焦れば焦るほどとても時間を長く感じ、そしてそんなときに限って渋滞につかまり、こんなことでこごみの運命が決まってしまうのか考えるととても悲しくなってしまいました。

でもおかあちゃまが一生懸命こごみを抱きしめ、そして謝りながらも声をかけ続けていたことで、少しずつうなるような声であるけども出し始め、そして少しずつ私たちの声にも反応するようになり、病院に着くころにはちゃんとした声は出なく元気はなくても頭、体を動かしたりすることができるようになっていました。
そしてなんとか病院にたどり着き、すぐに診察できるようおかあちゃまとこごみを病院前で下ろし、私は自動車を停めてから病院に入りました。

すると不思議なことに、おかあちゃまは受付カルテみたいなものを書いていたので聞いてみると、受付でさきほど緊急で連絡した旨を伝えたらこれを書いてください、と言われたようで仕方がないので続きを私が書いて受付に提出しました。

しばらく待っていてもなかなか呼ばれず、受付に確認しに行くと、たまたま病院長らしき人がいたので、状況等を伝えると、
「現在、意識はあるのですよね、それならば順番にお呼びしますのでお待ちください。」
と言われ、そのことに強い憤りを感じました。

もしまた意識がなくなり、そしてそれが原因で最悪の事態になったらと。。。

待っていたとしてももしまだまだ時間がかかるようであれば、かかりつけの病院へ向かったほうが良いかと思い、かかりつけの病院へ連絡をすると、先生も手術が終わったばかりのようでそのまま電話口に出てくれ、今の状況を伝えると、
「現在意識があるということよりも脳圧があがり容態が変化することが怖いので至急見てもらうようにと話をしてみて、それでも待つようであればこちらに向かっていただいてかまいません。」
と言われたその内容を受付で動物看護士の方に説明すると、「とりあえず次の診察で入れますのでもうしばらくお待ちください。」と言われたので、「次と言ってあと30分以上も待たされるということはないですよね。」と確認すると、大丈夫ですとの返答をもらったのでもうしばらく待ってみることしました。

そしておかしなことに、そのように伝えたことにより初めて動物看護士の方が気にして私たちのほうへ容態を聞きに来ていました。
そしてやっとのことで順番が回ってきて診察かと思いきや、まずは動物看護士の方が状況をカルテに記載してそのカルテを担当になる先生に見せそれで診療、という流れのようで、またまたここでも先生が来るまでしばし待たされました。

そして先生が来て診察を始めると、さきほど動物看護師の方がカルテを作るためにこごみの歩行状況を見たときには少し腰砕けでフラフラとした感じだったのが、同じことを先生の前で行なうと少しよたつきながらも普通に歩ける状態で、そして視診、触診をしてもらっても傷、骨折などの外傷はなく、そして内臓系も触診ではおかしなところは見当たらないようでした。

とりあえず、心配であるのならば、骨折などを見るためのレントゲンや血液検査をして現状をある程度把握することはできますがどうしますか、とのことでしたが、この後でかかりつけの病院へ行きますので、もし検査が必要であるのならばそちらで行なっていただくようにすることを伝えると、とりあえず痛み止めの注射だけしておきますと言われたので、かかりつけの病院へ行ったときにここで処置内容がわからないと困るので、カルテと使用した薬剤名を記載してもらうことにしました。

そして最後に先生から、今後2日前後で容態が悪化することもありますし、また将来癲癇持ちになることもありますので、注意してくださいと言われ診察を終えました。

そして会計を済ませかかりつけの病院へ行こうにも、会計までが時間がかかり、結局この病院で費やした時間は1時間ほど。

診察時間はものの10分程度でこんなことならばかかりつけの病院へ直行したほうがどれだけよかったことかと思いました。
そしてこごみの容態も安定していたので、つくし、わらび、特につくしは現状がわかるわけなく、自動車で置いてけされたりしていてキャンキャンと泣き大変なストレスが溜まりそうなのでまずは自宅へ向かい、ふたりを自宅においてからかかりつけの病院へ向かいました。
病院に着き先生に診てもらうと、やはり視診、触診では、神経系統、頭部、眼底、骨、内臓などにおかしなところは見当たらず、外傷もないことからどのように落ちたのか想像できないようでした。

私たちもうずくまっているこごみの姿しか見てなく、そのときにも血が出るような外傷は確認できず、ただ意識のないこごみを見ているだけでした。

先生から、現時点では問題が見られなくても頭を打っていることは間違いはなく、そのため今日明日、ここ2日あたりで障害が起こることがあるので、目の充血や表面の出血跡が見られたり、食べ物などが口の横から出てしまったり変にボーっとしていたりするような症状、癲癇、そして今出ない声が明日以降になっても出ないときはすぐに病院に来るようにしてくださいとのことでした。

そして現時点で血液検査やレントゲン、CT検査を行うことについては、麻酔などを利用したり特に今日は色々とあり疲れていることもあるのでとてもリスクが高いことと、そして現時点で調べても原因を特定しにくいため、今後痙攣や神経麻痺などの障害が起こったときに行なうようにして当面は経過を見ていくことになりました。

今回のことで、それが原因で将来癲癇気質になったり、また神経麻痺などの障害も起こることもあるので、その後も長い目で注意をしていく必要もあるということも言われました。
そして自宅へ帰り、こごみの様子はというと、少し元気がないのと声がでないことはありますが、あの動けなくて声にならない声を出していたことを想像することもできないくらい、元気になりました。

そして晩御飯を作っているときにはやっと声を出して鳴いてくれて、晩御飯もしっかりと食べ、排泄物も問題なく、夜にはいつもどおりの元気さに戻っていました。

そして昨日(16日)の朝、起きているかとても心配でしたが、いつもと同じように起きてくれて、朝から元気いっぱいのこごみに戻ってくれました。

途中、軽いお散歩にも行き、そして夜にはばばの家へ行き、元気な姿を見せることができました。

こごみが一生懸命頑張ってくれたおかげで、また元気な姿を見ることができ、とても嬉しくて、こごみに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

頑張ってくれてありがとう。
最後に長くなりましたが、今回は今までの気の緩みを身にしみて感じました。
出かける先の病院は何件か見つけておく。

応急処置に対する知識、道具などをできるだけ用意をしておく。

そしてなによりも、どんなときでも自分の愛犬の行動に注意をはらうこと。
愛犬の健康を守るのは、なによりも私達飼い主であるということを再認識した一日でした。

つくわらこニュース

ロングコートチワワのつくしとわらびとこごみ、そして一緒に暮らすおとうちゃま、おかあちゃまとの様々な情報新聞。

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